CloneFighter マニュアル

009

新規モーションの作成

CloneFighterに最初から用意されているモーションはあまり多くないです。
丁度良いモーションが見つからない場合は、
自分の手でモーションを作成、CloneFighterのデータに追加することができます。

CloneFighterでは、モーション作成にRokDeBone2というソフトを使用しています。
新規にモーションを作成する際はこのソフトを入手する必要があります。

 ソフトは以下のページからダウンロードできます
 RokDeBone2 モーション作成キット
 


まずは、RokDeBone2を起動します。


ソフトが起動したら、次にモデルデータを読み込みます。
メニューから以下を選択してください。
「File」 - 「ファイル読み込み」 - 「sig,rok,mqo,bvh,bon,im2,moa,lim,to1,pos,ssf,saf,bld,esi」


ファイル読み込みダイアログが表示されるので、
以下のファイルを選択してください。
「CloneFighter」 - 「Model」 - 「char02」フォルダの char02.sig ファイル


ファイル選択が済むと、読み込みダイアログが表示されます。

ここは特に変更する必要もないので、そのままOKを押してください。

しばらくすると、モデルデータの読み込みが完了します。

画面中央には対象のモデルが、画面左側にはモデルのパーツ一覧が表示されています。


画面に表示されているモデルは、
モーションなどが全く設定されていないデフォルトの状態です。

ここからモーションを作っていくこともできますが、
大抵の場合はキャラクターの基本ポーズをベースとして
新規モーションを作成していくことになるかと思います。
( 作業の手間も大幅に軽減できます )

ここでは、CloneFighterに用意されている基本ポーズを
モーションの雛型として読み込みます。
画面上部メニューから、以下を選択してください。
「File」 - 「ファイル読み込み」 - 「モーション(標準)[複数選択可]qua」


ファイル読み込みダイアログが表示されるので、
以下のファイルを選択してください。
「CloneFighter」 - 「Motion」フォルダの ベースポーズ立ちB.qua ファイル



MEMO

CloneFighterでは、各種モーションのベースとなる
基本ポーズ3種類を用意しています。
うまく活用してください。

ベースポーズ立ち
ベースポーズしゃがみ
ベースポーズ空中


ファイル選択が済むと、読み込みダイアログが表示されます。

ここではモーションのサイズ調整ができますが、デフォルト値のままで構いません。
OKを押してください。

ファイル読み込みが完了すると、モデルにモーションが適用されます。



モーションの編集

モーション作成を始める前に、まずは基本設定をしておきましょう。
画面下部メニュー「基本操作タブ」から「設定」ボタンを押してください。


「設定ダイアログ」が表示されます。

まずは、「モーション名」の部分を
今回作成するモーションの名前に変更しておきます。
( こうすることで、雛型データの上書きしてしまうミスを予防できます )

また、その下にある「総フレーム数」欄では
作成するモーションの長さを設定することができます。


RokDeBone2の基本操作
カメラ操作
F5 カメラを正面視点に戻す
画面内でマウス右ボタンドラッグ カメラ回転
画面内でマウス中ボタンドラッグ カメラ移動
画面内でマウス左右ボタンドラッグ カメラズーム
Ctrl + O パースのON/OFF
ボーン操作のモード切替
Alt + R ボーン回転モード
Alt + T ボーン移動モード
Alt + S ボーンスケールモード
※パースOFF(図面的な正面図表示)の状態で操作した方が、CloneFighterに読み込んだ際のずれが小さくなります


モーション編集時は、テクスチャの切り替えなしで
ボーンの位置・角度を調整することになるため
うまく予想しながら進めていく必要があります。

RokDeBone2でのモーション編集
CloneFighterでのモーション確認を行き来しながら
作業を進めていくと良いです。

RokDeBone2でモーション保存を保存する際は、以下のように操作します。
画面上部メニューから次の項目を選択してください。
「File」 - 「ファイル書き出し」 - 「qua(モーション標準)」


ファイル保存のダイアログが表示されます。

「CloneFighter」 - 「Motion」フォルダ内に保存してください。

 この時、「設定」画面で指定したモーション名が
 ファイル保存のデフォルト名として表示されています


CloneFighterでの編集

次に、「CloneFighter」を起動してください。


まずは、キャラクターデータを読み込みます。
「開く」ボタンを押してください。

対象となるキャラクターデータを開きます。
ここでは、以下のファイルを選択します。
「CloneFighter」 - 「Chara」フォルダ内の char02.txt ファイル


読込が完了すると、以下のようにキャラデータが表示されます。

画面中央には、読み込んだモデルデータ、
左側のウィンドウには読み込んだモーションデータの一覧が表示されます。

新しく作成したモーションデータをキャラデータに追加します。
画面左側「モーションリスト」ウィンドウ下部にある
「追加」ボタンをクリックしてください。


ファイルの選択ダイアログが開きます。

一覧から対象のファイルを選択してください。

選択が済むと、
モーションリストの一番下にさっき選択したモーションが追加されます。

次に、追加したモーションを編集してみます。
「モーションリスト」ウィンドウにある「編集する」ボタンを押してください。

画面中央のモデルに選択したモーションが適用された状態になります。
また、画面下部にはパーツアニメのキー一覧が表示されます。


 なお、デフォルト状態では全パーツのキー指定が「パターン9」になっているため
 右腕など一部のパーツは非表示の状態になります。

現時点ではパーツアニメが全く設定されていません。
現在のモーションに対応したアニメ設定( テキストファイル がある場合は、
以下の方法でデータを読み込んでください。

対象のモーションを開いた状態で…
「タイムライン」上でマウス右クリック、
メニューから「アニメ設定のインポート」を選択します。
一覧から、対象のアニメ設定ファイルを選択してください。
( アニメ設定はテキストファイルとして保存します )

なお、アニメ設定を外部から読み込んだ時点で
そのモーションにて編集中だったアニメ設定は破棄されるので注意してください。


アニメ設定文が用意できていない場合は、
モーションを動かしながら新しく設定していくことになります。
しかし、1からパーツアニメのキー指定をしていくと時間がかかります。

今回読み込んだモーションは、「ベースポーズ立ち」を基に作成していますので
同じ「ベースポーズ立ち」から作成されたモーションのキーをコピーします。

「モーションリスト」最上部にある「通常立ちB」を選択、
「編集する」ボタンを押してください。


「通常立ちB」のモーションが表示されます。

このモーションはちゃんとキーが設定されているため、
キャラのパーツ表示が正しく行われています。

この状態で「Ctrl + C」でコピー、
再び新しいモーションを開いて「Ctrl + V」でペーストすると良いです。


キーフレームのコピーが済んだら、
ここにパーツアニメの設定を追加していきます。

キーボードの「 < 」 「 > 」キーでタイムライン上を移動できます。
( 「M」キーだと巻き戻し、「?」キーだと早送りになります )


作成したアニメ設定はキャラデータ内に保存されますが、
テキストファイルとして外部に保存することも出来ます。

「タイムライン」上でマウス右クリック、
メニューから「アニメ設定のエクスポート」を選択します。


ファイル保存ダイアログが表示されるので
わかりやすい名前をつけて保存すると良いでしょう。

 編集中のモーション名とアニメ設定ファイルの名前を
 共通にしておくと非常にわかりやすくお勧めです。


大雑把ではありますが、
以上でCloneFighterでの新規モーション作成についての説明を終えます。
質問・要望などあれば、掲示板にて受け付けておりますので気軽にどうぞ。


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