CloneFighter マニュアル

005

設定文の仕様

CloneFighterで使用するデータ、設定文は基本的にテキストファイルとして保存します。
独自形式にしてもいいのですが、テキスト編集の手軽さも残しておきたい…
ということで、しばらくはこのテキスト保存形式で行く予定です。

各種設定文は、テキストエディタでそのまま編集できるので
まずは一度ファイルの中身を見ておくことをお勧めします。

以下では、各種設定ファイルの仕様・記述形式について説明します。

1. キャラクター設定ファイル
2. モーション設定ファイル
3. オーダー設定ファイル




1. キャラクター設定ファイル
編集操作の中心となるキャラクターデータ。
各種ファイルへのパスと2Dアニメ設定文を記述します。
( 下の例では、全体像を見やすいように記述を大幅にカットしています )
キャラクター設定ファイル

キャラ設定文は、以下のような流れで記述されます。
1. キャラのベースとなる3Dモデルへのファイルパス( 1行のみ )
2. キャラを構成するテクスチャ画像へのファイルパス( 複数行 )
3. モーションファイル(.qua)へのファイルパス
4. キャラ独自の指定を含む全ての2Dアニメ設定文


各種ファイルへのパスは、メインフォルダ( CloneFighterのEXEファイルがあるフォルダ )
以下のパスのみ記述するよう省略してあります。
そのため、テクスチャなどユーザーが用意するデータもメインフォルダ内に置いておかないと
うまくリンクできませんので注意してください。

キャラ設定文については、エディタで「別名で保存」を行うと作成されます。
ただ、エディタ自体にキャラクター設定をゼロから作る機能はないので
サンプルに用意したキャラクターファイル( stoicguy.txt )を「別名で保存」してお使いください。

以下に、キャラ設定文の形式を示します。

<ModelStart>
モデルファイルへのパス
( 拡張子を含めて、メインフォルダ以下のパスのみ記述 )
<ModelEnd>
<TexStart>
パーツ名, パーツに適用するテクスチャファイルへのパス
・・・
<TextEnd>

<MotionStart>
モーションファイルへのパス
・・・
<MotionEnd>

<AnimeStart>
モーション名, パーツ名, フレーム番号, 設定するパターン番号
・・・
<AnimeEnd>

<DataEnd>

・・・の部分は、同じような設定文が複数行続くという意味です。



2. モーション設定ファイル
3Dのモーションファイルに対して用意する、
2Dアニメ設定( モデルのテクスチャ切り替え情報 )を記録した設定文です。
モーション設定ファイル

1つのモーションに対して1つの2Dアニメ設定文を用意します。
行の並び順は、パーツ種別・フレーム番号を基準にしています。
( 頭パーツのフレーム0から始まり、足パーツのラストキーフレームで終わります )
この設定文は、エディタのモーション編集で作成することが可能です。
( タイムラインの右クリックメニューからテキスト出力します )

各行の記述内容は以下のようになっています。
下段強ガードしゃがみA, LeftArm, 15, 25
対応するモーションファイル名, パーツ名, フレーム番号, パーツのパターン番号

パーツのパターン番号はエディタ上では「何ページの何番」
という指定ですが、設定文では通しの番号で記述します。



3. オーダー設定ファイル
複数の画像を連続で出力する際の出力内容( モーション名と出力フレーム )
についてまとめた設定文です。
オーダー設定ファイル

オーダー文は、今のところエディタ上で作成することができません。
( 今後の機能追加で実装する予定です )
キャラクターに対して複数のモーションが読み込まれていることを前提とした設定文です。
行の並び順は、キャラクターに読み込んだモーションファイルの並び順になります。
モーション一覧の並び方
エディタのモーションウィンドウに表示される一覧と同じ並び順になります。

各行の記述内容は以下のようになっています。
下段強ガードしゃがみA, 2, 5, 8, …
モーション名, 出力フレーム1番目, 出力フレーム2番目, 出力フレーム3番目, …



以下リンク先のテキストはオーダー設定ファイルの例です。
( CloneFighterのOrderフォルダ内に入っているものと同一です )
test_order1.txt

この設定文では、73種類のモーションから640枚のキャラグラフィックを自動出力します。
注意すべき点は、自動出力実行時に
「設定文の記述にあるモーションが、キャラクターデータ内に読み込まれている必要がある」
ということです。
オーダー設定文の記述はなかなか面倒ですが、
出力する枚数が増えれば増えるほど役立つと思います。


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